2015/07/13

Homodelphinus

Water Ripple AO @ The Seasons Story

オラオラ連投だ。
あちー。ちょーあちー。まじあちー。
梅雨の合間の夏日でございます。きびしー。
いかがお過ごしですか。マモスンです。


ショッピングイベントThe Seasons StoryにてWater Ripple AOをリリースしましたよっと。
前回のポストでチラッと書きましたが、いつでもどこでもドボン!水の中AOであります。
夏がテーマのイベントだから、すずしーのがいいよねー、ってことでいつでもどこでも水中AOを作ることにしました。アイテムの名前は、人が泳ぐときにできる水の波紋がキレーだな~ってことで、Ripple(水の波紋)という単語にわかりやすくするためのWaterをつけてWater Rippleとしました。厳密に考えると二重表現かもしれないけど、わかりやすいからよしとした。

シムが30人制限なので、ちょっとまだ入りにくいかも。
なかなかはいれないけど、行く価値のあるシムだとおもうよ!
飛べ!

 LOCATION: The Seasons Story



ビジュアルイメージ、動き合わせて、これ自体はずーーーーーっと昔から作りたいと思っていたモチーフでした。実際のとこあたしは、そんなのばっかりなのです。作りたいなーと思ってるものならいくらでもある。でもできないんだよねー。時間とかキッカケとか、そういうのが必要だったりします。軟弱軟弱。

作るにあたって、参考にしたのは以下のもの。
●Zena Hollowayさんの一連のシリーズ
●Michel Deweckさんの写真集Mermaid
●古賀学さんの水中ニーソシリーズ
●都内のダイビングプールで取材
これ以外にもwebで画像検索たくさんして、いっぱいのイメージを頭に詰め込んで、ぐるぐるぐるぐる何がなんだかわからなくなるまでかき混ぜて、それをモーションにしてから、こんどはSLで再現できそうなとこまでブラッシュダウン(アップじゃねーよなーとおもう)して、それでアニメにしています。

興味のある方はキーワード検索してもらえると、ハッハーン!! パッターン、ミエテキタヨ!! と思ってもらえると思います。


繰り返しになりますが、前回のポストでも書きました、C88のテーマはunder the sea、TSSのテーマは夏。どちらがどちらでもおかしくない状態でした。締め切りのタイミグもほとんど同じ、数日違いしかない。ふたつのテーマを並べて、どちらをどちらに出すのか、というのはずいぶんと悩みました。

その話を置いておいて、アイテムができあがって、キービジュアルを考えるときに、大事なのはキャッチコピーです。
Go and see my love. (Beach Thing AO)
Homodelphinus (Water Ripple AO)
「Go and see my love.」というのは、映画グランブルーのヒロイン、ロザンナ・アークエット演じるジョアンナが最後に言う、恋人のジャックを海に送り出すときに言う切なくも悲しいセリフです。

あたしがビーチシングのモーションを作っているときは、ビーチにいる女の子たちの楽しくてしかたがない、夏のシーンをイメージしていました。けれどできあがって見ていると、あ、こいつ違う、ただ楽しんでねえ。って気が付かされます。同時にリップルの方も作っていて、あ~、もうどっちをどっちに出せばいいんや、最後まで悩もー、って開き直って作っています。
それで、急になんでかしらないけど、頭のなかでシナプスがバチバチ!ってなって、ああこの人ジョアンナなのか、って気づいてしまうのです。こいつ、最後にジャックを送り出すんだ、そいでそれはこのリップルのAOだと。だからテーマはunder the seaだけど、under the seaを覗くのはジョアンナだ。ビーチシングだ。と決まっていきます。
当然、ジャックは最後、海に還ってしまうのだからコピーはHomodelphinusだろう、とすぐ決まりました。「Homodelphinus」という言葉は、映画のモデルになった本物のジャック・マイヨールさんが作った言葉。人は海に暮らすことができる、そうなった人間はホモ・サピエンスからHomodelphinusに進化するんだ、と提唱していたのです。イルカ人間って訳されることが多いかな。あたしは水棲人間だとおもっています。(あ、映画のジャックも、モデルのジャック・マイヨールもどっちも好きなんですよ)。
それで、ジャックはジョアンナと離れて、海に還ってしまう。水棲人間になってしまう。すげー悲しい。でも、それはそういうことなのだと、あたしはひとり泣きながら喜んでいるという、狂気に満ちたAO作品が、このアイテムたちです。

そうやってキャッチコピーがきまって、出す順序も決まりました。あとからジョアンナが見送るんじゃ様にならないのです。自分の中で、そうしたことは一度にどどどどーっと決まってくるので、ほんとにエキサイティング!ミ☆ としか言えない体験です。興奮気味にいろんなことが一度にひらめきます。
キービジュアルも、ビーチシングの方をモノクローム(セピア調にしていますが)にしたのはグランブルーがモノクロームで始まるからです。それは映画におけるお約束のひとつなのですが、そうしたちょっとしたアイディアを拝借ってのは作るあたしも楽しい。ビーチは自分のシムで地形からいじって作っています。巨大撮影スタジオだ!
リップルの方は、前述のZena Hollowayさんの写真をベースにしていますが、グランブルーの青から濃紺へそして光の届かない闇へ、という黒をイメージしています。そういうイメージが先にあると、キービジュアルはとても作りやすい。あと最近、SLの写真撮影に凝っているので、すぐに撮影ライティングを思いついて、実験できるのもこうしたビジュアルづくりに役に立っています。


しかし!
話はこれで終わらない。
TSSのシムでの展示設置が開始されて、シムオーナーからゴーサインがでたので、シムにテレポートしてみると、なんとそこは海の中!!!
それまで知らなかったんだよ。そういうの知らされないんだ。
Water RippleをTSSに持ってくるとは決めていたけど、何このかみ合わせ。
神!? いるの!?
そういう気分になりました。
場所取りもそこそこに、イベントオーナーにIMしたら、ものすっごく喜んでくれた。
ボクも嬉しい。
こういう相性みたいなものがあるんだねー。あるんだねえ。
ほんとびっくりだよ。
だから今回は悩んで大正解。
自分も作って楽しかったし、出す場所もぴったりなんて素敵やん。

そんなオチがつくとは 誰も知らなかったよ。



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はい、現場からはこんなかんじでーす!
スタジオにお返ししまーす!

買うお客さんにはかけらもかんけーないよ~。
だからここだけに書いとくねー。


自分の狂気が詰まってるので、こうしてどっかに記録してだしておかないと、毒にやられちゃうんだよね。ブログってそういうのにいいだろ。いいよ。いいことにしよう。


まんもす☆にしのデトックスブログ。
それがこのスイートスイートデイだぁっ!!!





ボイジャーね!!!

Water Ripple AO @ The Seasons Story